【健康】食べすぎは良くないし、腹八分目は健康にめっちゃいいらしい
どうも、まるです。
今日は、「腹八合医者いらず」に関して。
近年、書籍やSNSで「少食が人体にとって多くのメリットがあるぜ!」ってのを多く目にするようになった。
確かに、お昼にお腹いっぱいに食うと眠くなるし、夜に腹いっぱいに食うと朝きつい気がする。
どうやら腹八分目くらいがいいってのは体感的にわかる気がする。
「腹八分目」がいいということはいくつかの研究によりデータでも明らかとなっている。どうやら、カロリー制限によって寿命の延長や老化現象の防止などの効果があるようだ。
カロリー制限により寿命の延長
1935年、アメリカで行われたラットを使用した研究によると、摂取カロリーを80%にしたラットの方が寿命が約20%延びたと報告されている(1)。
また、1980年ごろから20年以上にわたり行われた、アカゲザルを用いたカロリー制限の実験がある。摂取カロリーを70%に抑えた郡では、糖尿病などの病気にかかりにくく、お脳の萎縮も抑えられたとのこと(2)。
これらの結果に関連していると考えられるのが「サーチュイン遺伝子」というものらしい。
哺乳類は7種類のサーチュイン遺伝子(Sirt1〜Sirt7)を持つことが知られており、カロリー制限により主にSirt1が活性化されると考えられている。
Sirt1から作られるタンパク質は、さまざまなタンパク質を「脱アセチル化」させる。「脱アセチル化」とは、タンパク質からアセチル基を取り除く作用のことだ。
この作用により老化を防ぐのではないかと考えられている。
ちなみに、Sirt1タンパク質は、「NAD+」という分子と結合して働くとされ、カロリー制限により「NAD+」が多く作られるためSirt1タンパク質の働きが活性化されるらしい。
- カロリー制限をすることで寿命が伸び、病気にかかりにくくなった(動物実験)
- 寿命延伸には「サーチュイン遺伝子」が関与している
カロリー制限のデメリット
こう見ると良いことばかりに見えるカロリー制限だが、デメリットも存在する。
それは、骨密度や身体活動量の低下と関連するということだ(3)。
これは全ての人に当てはまるわけではないが、以下のような人は注意していただきたい。
- 痩せた女性
- 高齢
- 成長期
- 妊娠中
- 持病がある方
痩せた女性
痩せているかどうかはBMIをチェックしてほしい。
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で計算できる。
BMIが18.5未満のやせ過ぎの女性は、代謝異常により糖尿病になるリスクが高まるらしいから、ご注意を。
高齢
65歳以上の高齢者は、BMIが20未満の低栄養状態になると、感染症による死亡率が上昇し、筋肉量の減少や骨粗鬆症のリスクが上がる。この状態で転倒すると骨折し、寝たきりになる可能性だってある。
これでは老化防止なんて言ってる場合ではない。高齢では肉や魚をしっかりと食べ、筋肉量の維持には注意を払っていきたいところだ。
成長期
成長期の少年少女たちよ、老化なんて気にするな。健康的な食事をたくさん食え。
ただしお菓子の摂取量には気をつけよう。
妊娠中
食事に関しては、妊娠期における適切な食事を摂り続けるのが吉。不安な場合には医師に相談を。赤ちゃんのための食事をしよう。
持病がある方
医師に相談を。
カロリー制限は有効だが、以下に当てはまる人は注意
- 痩せた女性
- 高齢
- 成長期
- 妊娠中
- 持病がある方
まとめ
- カロリー制限をすることで寿命が伸び、病気にかかりにくくなった(動物実験)
- 寿命延伸には「サーチュイン遺伝子」が関与している
カロリー制限は有効だが、以下に当てはまる人は注意
- 痩せた女性
- 高齢
- 成長期
- 妊娠中
- 持病がある方
僕は、朝メシはあまり食べずに、コーヒーとプロテインで済ませている。これにより1日の総摂取カロリーを抑えている。お昼は野菜とタンパク源(肉や魚)を中心に多めに食べ、夜は腹7分くらいで抑えている。
これが正解かはわからないが、今のところ体調はすこぶるいい。
みんなも、自分に合った食事摂取量を見つけてみてくれ。
とにかく、腹いっぱいに食べるのは控えてみようぜ。
ではまた。