糖尿病は歯周病のリスクを高める
糖尿病と歯周病は相互に悪影響を与える
こんにちは、まるです。
歯医者に行ってきたで
今日は歯医者に行ったら、歯科医の先生がこんなことを言っていた。
糖尿病になると歯周病が悪化したりなんかもするんやで〜
ほほう
歯周病がいろんな病気のリスクとなるのは知っていた、過去にもまとめたからな。
今回は、前回取り上げなかった歯周病と糖尿病の関係についてまとめてみる。
歯周病とは?
まず、歯周病とはなんぞや?
主にプラーク(歯垢)に含まれる細菌が原因で発症し、適切なケアが行われない場合、進行して重症化。
歯周病は、初期段階では「歯肉炎」として現れ、この時は歯肉が赤く腫れたり、ブラッシング時に出血することが特徴。
歯肉炎が進行すると、「歯周炎」となり、歯槽骨が徐々に破壊されていく。これにより歯がグラグラするようになり、最悪の場合、歯が抜け落ちるってわけ。
糖尿病が歯周病のリスクを高める理由
糖尿病が歯周病のリスクを高める要因は4つある。
- 免疫力の低下
- 血糖値コントロール不足
- 炎症の増加
- 細菌の増殖
それぞれ解説する。
免疫力の低下
糖尿病は体の免疫システムを弱め、感染症に対する抵抗力を低下させるため、歯茎や歯周組織が細菌に感染しやすくなることが示されている(””)
これは、高血糖、慢性炎症、AGEsなどが影響してるらしい。
血糖値コントロール不足
血糖値の管理が不十分な糖尿病患者は、歯周病のリスクが2倍〜3倍高くなることが示されている(””)
高血糖状態は血管にダメージを与え、歯茎の血流を悪化させ、組織の治癒能力を低下させる。
これが歯周病の進行を加速させるらしい(””)
糖尿病が適切に管理されないと、歯周病は進行しやすくなり、歯茎の炎症や歯槽骨の破壊が進行する。
炎症の増加
糖尿病は全身に慢性的な炎症を引き起こし、これが歯周組織の炎症を悪化させることが確認されている(””)
炎症性マーカーであるC反応性タンパク質(CRP)や腫瘍壊死因子(TNF-α)のレベルも上昇し、歯周組織の炎症を悪化させる(””)
細菌の増加
糖尿病患者の口腔内は高血糖の影響で細菌が増殖しやすく、歯周病のリスクを高める(””)(””)
これら4つの要因は互いに悪影響を及ぼし合ってることがわかると思う。
糖尿病はかなり厄介な病気だと再認識させられるな。
2型糖尿病にはならないよう、生活習慣には十分気をつけよう。
歯周病は糖尿病を悪化させる
今回述べたように、糖尿病は歯周病を悪化させるリスク因子となる。
そして、歯周病も糖尿病を悪化させるリスク因子になるらしい(””)
歯周病と糖尿病は、互いに悪影響を与えるわけだ。
これはおそろし。
歯周病を防ぐには?
歯周病予防のための施策を4つ用意した。
- 適切な歯磨き
- 歯間ブラシやデンタルフロスの利用
- 定期的な歯科検診
- 禁煙
- バランスの取れた食生活
順に解説していく。
適切な歯磨き
プラークの除去は歯周病予防の基本。
適切に歯を磨くことによって歯肉へのダメージを抑えつつ、効果的にプラークを除去できる。
また、歯を磨くときは鏡で確認しながらやろう。
丁寧に丁寧に、時間をかけてしてみて。
SNSなんか見る時間あったら、歯磨きにあててみよう。
そして、ちゃんと歯磨きができたかチェックするために染色液を使ってみて。
歯磨き後、歯ブラシか綿棒かガーゼに染色液を一滴垂らし、歯全体につけていく。
軽くうがいをすると、磨き残しがある場所は紫に染まる仕組み
思っていたより磨き残しがあってびっくりするはず。
歯医者には毎日使うように言われたが、面倒なので休みの前の日とか、余裕がある日に使うようにしている。
歯間ブラシやデンタルフロスの利用
歯間清掃具による歯間部の歯垢除去率は、「歯ブラシのみ:58%」、「歯ブラシ+デンタルフロス:86%」、「歯ブラシ+歯間ブラシ:95%」との報告がある。
やはり、歯ブラシだけでは除去できない歯間部のプラークを除去するためには、歯間ブラシやデンタルフロスが有効のようだ。
おれが実際使っているのは下のもの
歯間ブラシはL字のものをつかっている。
デンタルフロスは、ホルダータイプとロールタイプがあるが、おれはホルダータイプを選んでいる。
理由は、デンタルフロス初心者だから。
慣れてきたらロールタイプのものも使ってみたい(ロールタイプの方が安く済むから)。
定期的な歯科検診
歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニングは、日常のケアでは除去できない歯間部のプラークを効果的に取り除くために必要。
口腔内の環境が良好な人は年に1~2回、そこまで良くなさげな人は頻度を増やして通おう。
おれは心配性だから3か月に1回は通ってるぜ。
禁煙
おれはそもそも煙草は吸わないんだが、どうやら喫煙は口腔内の環境にも悪影響を及ぼすらしい。
喫煙は歯肉の血流を悪化させ、歯周病の進行を促進する。
禁煙により歯周組織の状態が改善することが知られている(“”)(““)
バランスの取れた食生活
食生活は歯にとっても大事らしい。
栄養素が豊富な食事は免疫系を強化し、歯肉炎や歯周病の予防に寄与する。
糖尿病を予防するには?
まず押さえておきたいのは、糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があるということ。
1型糖尿病は自己免疫反応によって膵臓のインスリンを生成するβ細胞が破壊されることによって発症する。発症には、自己免疫反応、遺伝的要因、環境要因が関与しているらしい。
2型糖尿病はインスリン抵抗性(インスリンの効きが悪くなる)とインスリン分泌の減少が原因となる。発症要因としては遺伝的要因、環境要因、ライフスタイルなどが考えられる。
てことで、2型糖尿病の発症はある程度予防可能と考えられている。
糖尿病予防プラクティス
糖尿病発症予防のために実践していきたいことを挙げていく。
- 健康的な食事
- 定期的な運動
- 体重管理
- 定期的な健康チェック
- ストレス管理
- 禁煙とアルコール制限
以下、具体的に解説していく
健康的な食事
- バランスの取れた食事(“”)
- 野菜、果物、全粒穀物、良質なたんぱく質などを含むバランスの取れた食事を心がける。外食ばかりすんな。
- 精製された炭水化物と砂糖の制限(“”)
- 白いパン、白米、砂糖を多く含む飲料や菓子を減らすことで、血糖値の上昇を減らすことができる
- 適切な脂質の摂取(“”)(“”)
- 飽和脂肪やトランス脂肪酸を避け、オメガ3脂肪酸などの脂質を選ぼう。
- 食物繊維の摂取(“”)
- 食物繊維を多く含む食事は血糖値の急激な上昇を抑える。豆類、野菜、果物、全粒穀物を多く摂ろう。
定期的な運動(“”)(“”)
- 有酸素運動
- 週に150分以上の中強度の有酸素運動(例:ウォーキング、ジョギング、サイクリング)を目指す。
- 筋力トレーニング
- 週に2回以上の筋力トレーニングを取り入れ、筋肉量を増やしてインスリン感受性を向上させる
体重管理
- 健康的な体重維持(“”)
- 適正体重を維持することが糖尿病の予防に重要。BMI(体格指数)が正常範囲内にあることを確認しよう。
- 減量(“”)
- 過体重や肥満の場合、体重を5-10%減らすことでも糖尿病リスクを大幅に減少させることができる。
定期的な健康チェック(“”)(“”)
- 血糖値の監視
- 定期的に血糖値をチェックし、異常があれば早期に対応する
- 健康診断
- 年に一度は健康診断を受け、血糖値や関連する指標(血圧、コレステロールなど)を確認する
ストレス管理
禁煙とアルコールの制限
たくさんできることはある。
できることからやっていこう。
まとめ
ということで、おれらにできることをまとめてみる
- 適切な歯磨き
- 歯間ブラシやデンタルフロスの利用
- 定期的な歯科検診
- 禁煙
- バランスの取れた食生活
- 健康的な食事
- 定期的な運動
- 体重管理
- 定期的な健康チェック
- ストレス管理
- 禁煙とアルコール制限
基本的なことだが、効果は高いと考えられている。
凡事徹底、それがやるべきおれらの務めさ。